震災後の神戸の復興の光として、人々の心を癒してきたルミナリエ。
ルミナリエの発祥は16世紀後半、ルネッサンス時代のヨーロッパで祭礼・祝祭芸術のひとつとして作られた光の建築物を研究する中で、今日の“光の彫刻柵品−ルミナリエ”の起源が見出された。さまざまなデザイン様式の木製アーチの構造体に、色とりどりの電球による彩色が施され、その設置デザインによって3次元的な芸術空間を創造する。アーチ型構造体を道路上に設置した『Galleria(ガリレア)』と呼ばれる遠近感のある回廊と『Spalliera(スパッリエーラ)』と呼ばれる光の壁掛けなどで構成される。

阪神淡路大震災の2日前に、私は成人式のため下宿先から姫路の実家に帰っていました。成人式の次の日、小学6年生の時のクラスの同窓会をして2次会のカラオケの後、3次会で朝の5時までガストにいました。閉店時間になって、これからどうするかと話したときに「今から六甲に朝日を見に行こう!」ということになりましたが、雨が降り出したので、結局おとなしく家に帰ることになりました。
家では、帰りが遅くなったので、家族が全員起きて待っていました。もう寝ようと床についたとき、すごい揺れを感じました。あまりの振動に驚き、テレビをつけましたが、まだそのときは何が起きていたのかわかりませんでした。

 

2001年12月15日

“光の願い(Desiderio di Luce)”   7回目
12月12日〜25日までの14日間行われていたので、クリスマス近くになると混むと思ったので早めに行くことにしました。警備がきっちりしていて割り込む人もおらず、スムーズに見ることができました。

「天空の門」L'Arco del Cielo
大地を見守り、守護を与える天空の星。人類を照らし、その歩みを導く光の彩り。フロントーネ(光の玄関)から「光の願い」の旅が始まる。

「月の道しるべ」Pietre di Luna
 月は私たちにいちばん優しい光。月の(輝きを映す)道しるべが神戸の歩みを一歩一歩照らし出す。

「花の魅惑」Incanto Floreale
 「完璧な庭園」にある溢れんばかりの花、植物、自然にインスピレーションを受けた光の建築。
喜びに満たされた「歩み続ける街」神戸のシンボル。

「光のジオメトリー」Cortina de Luce
 夜の闇に遊ぶ幾何学模様の空間。

「光のシパリオ(緞帳)」Sipario
 あたかも劇場の緞帳のように光の街の開幕を演出。新神戸駅南口の前に掲げられたアーチは、ルミナリエのもう1つの門。